施主支給(せしゅしきゅう)とは、住宅設備をハウスメーカーや工務店経由ではなく、
施主自ら用意し、設置や工事だけを依頼することです。
注文住宅のコストダウンの裏ワザとして紹介しているブログや、
施主支給品を専門に扱っているネットショップもあり、
注文住宅を検討している人は一度くらい耳にしたことのある言葉かもしれません。
今回は、施主支給ができるものとできないもの、メリットやデメリット、
施主支給をする場合の注意点などを書いてみたいと思います
まず、施主支給ができるもの。
メーカーや工務店によって多少違いがあるものの、設備系はほぼ、できます。
設備系とは、キッチン、お風呂、トイレ、洗面台、照明、エアコンなど。
また、エクステリア系もほぼOKです。例えば門柱や門扉、ポストなど。
逆にできないものは、建物の構造そのものや、それに近いもの。
屋根、外壁、窓は、ほぼ無理です。
クロス(壁紙)や床材も、断られることが多いでしょう。
メリットとしては、選び方によってはかなりのコストダウンが見込めます。
キッチンやバスユニットで定価の90%オフ、などというものも見かけます。
ハウスメーカーや工務店経由だとせいぜい30%オフくらいなので、
もし自分の好みのものを安く手に入れられるのであれば、選択肢としてはよいと思います。
保証もアウトレット品でなければメーカー保証をきちんと受けられるはずです。
一方デメリットは、納品のタイミングが難しいこと。
一括発注であれば、きちんとスケジュールに合わせて設備を納品することが可能ですが、
施主支給の場合、メーカーから直送されるケースが多く、納品日に幅があることも。
納品が遅れ、全体の工事が遅れて追加費用が発生…なんてこともあり得ます。
それに加えて、施主支給の設備を設置するのには追加費用が発生します。
設置費用を差し引くと、実はそれほど得ではないかもしれません。
我が家はほとんど施主支給をしなかったのですが、表札だけは積水が提示してきた
カタログに好みのものがなく、オーダーメードで作成することにしました。
表札はキッチンやバスユニットに比べて場所も取らないので、
着工のタイミングで発注し、自宅保管をしておくことにしました。
納品のタイミングは都度、現場監督に確認する予定です。
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